エレクトロスイングのPVの話
エレクトロスイングというジャンルがある。
要はジャズっぽいEDMだ。インターネッツに行けば色々聞けるから各自聞いて見てほしい。
ほんとは音楽に関する話をしたいのだが、今日は主にPVについて語りたい。
暇つぶしに色々見て回ると、PVになんとなく共通点が見えてくる。
① レトロである。
② 美少女が歌ってる。
③ 二次元である。
だいたいこのどれかは確実に網羅している。
例えば、エレクトロスイングの大家、"Parov Stelar"はどうだろう。
①レトロで、③二次元だ。
ジプシーみが楽しい"Caravan Palace"はどうだろうか。
レトロだし、美少女が出てくる。①と②だ。
余談だがこのバンドはオタサーの姫みたいなボーカル"Zoe"をこれでもかってくらい推してくる。
彼らだけではなく、他のグループも大概この法則に当てはまるのだ。
"Swing Republic"も
構成メンバーは男だけのはずの"Lyre le temps"もしっかり女の子を出している。
"Tape Five"に関してはそれっぽい映像をそれっぽく繋げてるだけだから気にしなくて良い。このバンドのPVは本当に面白くない。
しかし、ここにきて革命児が現れる。
レトロでもなく、美少女も出ず、二次元でもない、そんな革新的なPVを作るグループが、せっまいせっまいエレクトロスイング界にも残っていたのである。
僕は、このメインストリームに精一杯逆らって、自らのマイノリティたる姿勢を貫くひとつのグループに大いなる賞賛を送りたい。
それではお聞きください・・・。
(ドラムロール)
"Kilschee"で、"Swing it like Roger"!
誰か教えてくれ。
一体どこの誰が、このクッソオサレな音楽に、
「メンバー四人(全員オッサン)が準備運動したりテニスしたりバナナ食ってるところ撮ってPVにしようぜ!」
と言い出したのか。
気は大丈夫か。なぜそうなった。悪ノリなのか。マジなのか。
誰か教えてほしい。